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高齢者には無理な検査・治療はしない方針で

認知症で普段老人ホームに入居している88歳の祖母が、ここ半年くらい病院に入退院を繰り返しています。症状は食欲不振で、同時に炎症反応が上がってしまうことが原因です。

通常なら胃腸やその他の内臓の検査をするのだと思いますが、主治医と話し合って検査や積極的な治療はしていません。主治医曰く、高齢者の場合、胃腸の内視鏡検査などはその検査することが負担になり、その後全く食べられなくなってしまうことが多いのだそうです。そしてもし内臓にがんなどの病気が見つかったとしても、もう開腹手術をできる体力はないということです。

そのため食欲不振と炎症反応については謎のままなのですが、本人がそれで苦しんでいる様子もないので、このまま残りの時間を穏やかに過ごしてほしいと願っています。

今の祖母の経験から、なにか症状があれば何でも検査、そして手術というのではなく、年齢や本人の状況や希望によって治療方針を考えていくという大切さを学ぶことができました。

PR|宇都宮の呼吸器内科|